すーのつれづれ

すーが日々思ったことを綴っていきます。

生き物は思うようにはいかない。

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わがやのお花たち。左奥、上部にチョウチョが写ってくれました♡

生き物は思うようにはいかない。
思いがけない落胆、悲しみ、辛さ、泣いてしまうときもあるけれど、、、。
 
だからこそふとした感動や喜びや気づきがあるんだろうなぁと思いました。

予想だにしなかった今春の展開に、頭と心が色々追いつかない日々を過ごしていて、ふとした合間に、わがやのお花たちにお水をあげたり、整えたり、陽だまりで少しだけぼーっとしていました。
 
気づくと、アゲハチョウと思われるチョウチョがひらひらと我が家のお花たちの周りを飛んでいて、それだけでも嬉しくて、お花にとまったので、あ、と思って撮ったら、途中で飛んじゃった。だめだったかなぁと思いながら画像確認したら、はじっこに写ってくれてた♡
 
それだけで、ちょっとじんわりきたりして♡笑。
 
思いがけないギフトって、きっとそこら中に溢れてる。
それに気づけた分だけ心は豊かになるような気がしてる。
たぶん、それはいつだって、ちょっと立ち止まれば、見えるのかもしれない。


本当は今朝、遅刻してママと一緒に教室まで行きたいモードの娘に、自分も予定が色々と詰まっていたこともあり、苛立っていました。一回だけ強くこちらの想いを言ってしまったけれど、落ち着け落ち着け、と自分に言い聞かせて、気を取り直して、時間を確認、大丈夫、ゆっくり教室まで送って来ても間に合う。そう心を整えて、娘と手をつなぎながら、途中あいあい傘もしながら、学校まで向かいました。

無事に送り届けてから、ふぅと息をついて、校庭を歩いて門へ向かっていたら、端っこに咲いていたパンジーが、キラキラと水滴を輝かせているではないですか♡

なんて素敵なギフトなんだろう♡と早速撮ろうとしたら、スマホが「容量オーバーで撮影できません」と言う。泣。必死にいくつか画像を消す。でもまだ無理と言われる。泣。再度消す。それでも無理とのこと。気づいたら、パパが早めに出発すると言ってた時間が迫る!泣。

仕方ない。やっぱり早くスマホを新しくしよう、と心に決めて、その美しいフォルムを目と心に焼き付けて、小走りに家に戻りました。苦笑。

玄関前で待っていたパパとバトンタッチ。
ふぅ、ギリギリセーフ!と思って、家に入ると、心細そうにしていた息子が。。。聞くと、「パパは何も言わずに外に出て行っちゃったから、ぼくひとりぼっちになっちゃったと思った。」とのこと。「ごめんごめん!そうだったのね。でもパパは玄関の前でママの帰りを待ってただけだったんだよ。今いそいでバトンタッチしたの。だから、ひとりぼっちにして家を離れちゃったわけじゃないんだよ。だいすきだよ。」と伝えながら、ギューっと抱きしめました。
 
子どもの心は本当に細やかで、大事なことを思い出させてくれます。


自分も思い起こせば小学校1年生前後の頃、印象に残ってることがあります。ある日、夕方から夜になった頃、気づくとお母さんが家にいなかった。農家でじいちゃんばあちゃんも住んでたから家族構成は多かったので、誰もいないとかなわけじゃないのに、そのときの私はすごく動揺していました。どうしよう、お母さんがいなくなっちゃった。どうしよう、この先、私はどうしたらいいんだろう。なんでみんなそんな平気な顔しているんだろう。とんでもない事態が起きてるのに!!!くらいの必死な状況だったと記憶してます。私の心の中だけは。苦笑。

今でも、あのときなんであんなに必死だったんだろうかと不思議なのですが、何か感じるところがあったのかもしれません。私の心はザワつきまくっていました。笑。

すぐさまおばあちゃんに母の所在を確認すると、歩いて2分くらいの場所にある親戚の家で、おじちゃんが望遠鏡を持ってるとかで、母が星を見に行かせてもらってるとのこと。すぐ帰ってくるよ、と言われたけれど、私はそれすら信じられず、何を言ってるんだ、そのままどこかへいなくなってしまったらどうしてくれるんだ!ぐらいに思って、その距離を必死に走って向かいました!

親戚の家に着くと、その庭で、望遠鏡を覗き込みながら笑って楽しそうにしている母とおじちゃんが居ました。あ、ほんとだ、ほんとに星を見てるだけだ。と思いながら、走った勢いで母に抱きつきました。母は驚きながら、「どうしたの?あぁ、ごめんね、お母さんだけ見に来ちゃった。」とか言ってた気がします。笑。

私は、そのときの母の立場になり、思いがけない想いを抱える子どもに同じように驚く日々となりました。すごいなぁと思います。あの頃は「どれだけ私にとってお母さんの存在が大事で、大きなものだと思ってるんだ!」と、母に対してときに怒ったりもしていた気がします。苦笑。

それを今、受け止める側になっていたことに気づきました。


息子がどれだけ心細かったろうか、と思う。
何分くらいだったのだろうか、と思う。
それをどのくらい長い時間だと感じていたんだろうか、と思う。

ちいさなからだで、そのこころで、感じることはどれだけおおきいものだろうか、と思う。

まだまだちいさな範囲の世界で生きているこどもたち。
それをどこまで受け止めて、まだまだ世界はひろいんだと、どこまで伝え続けられるだろうか。


本当に、びっくりするくらい、子どもたちは、だいすきだと毎日伝えてくれます。

ことばで、おりがみで、ブロック作品で、おてがみで、絵で、ただギューっとすることで、甘えることで。

全身で、全霊で、毎日それを伝えてくれる人って、ほんとうに大事な人だなぁと思います。


今まで、未来を信じられなくなることもありました。
人を信じられなくなることもありました。
なんで私が生き続けているんだろうか、と意味を感じられなくなることもありました。

そんな私が、こんなにも毎日必要とされている、それだけで、なんと幸せなことなんだろうか、と思います。


あぁ、久々に夜中って、気持ちが高ぶりやすいものだなぁと実感しています。笑。


思うようにいかないことばかりだけれど、思いがけないこともたくさんあって、よし、また明日の空の色を楽しみにしてみよう、そう思えます。


今朝の水滴を身にまとったパンジーは、本当に繊細な輝きを放っていました。
白い花びらはレースのような繊細な印象を放ちながら、ゆるやかな曲線を帯びた薄いドレス生地のようで、そこにはキラキラと無数の水滴が輝き、本当に美しかった。濃い紫も、黄色も、ほかの色も美しかった。

その中でも、やはり白い花びらが纏う水滴が、その姿が、とっても美しかった。

あぁ、そうだ、私の大好きな季節が近づいている。そう思いました。


今年の梅雨には、久々に一眼レフで草花にまとった水滴を撮影しようかな。
洗濯物とか送り迎えの移動とか、大変な時期にはなるけれど、ひとつ楽しみができました♡笑。

さ、明日は何からパワーをもらおうかな♫